クク21の遊び方で分かりにくい点を整理してみた
2012年2月09日(木)
私にはクク21に同梱されてる説明書は不親切で分かりにくいものだった。基本的なことはすべて説明書およびカードに明記されているが、いくつかの分かりにくかった点を整理してみた。これは私の解釈であり、公式とは違う可能性があることに注意。
説明書では分かりにくい細かいところ
- カードの効能の山札から取るとは、ラウンド開始時に配るカードのことではない。順番の最後である親が交換する場合のことである。ただし、11番「家」・19番「馬」の効能「スルー」によって親以外の人が山札を取ることもある。その場合も山札から取ったときの効能は発揮される。
- 11番「家」・18番「猫」・19番「馬」・20番「人間」のカードには明記されていないが、「交換を申し込まれたら」の効能は、発揮せずに交換してもよい。
- 参加費1点は、1ラウンド目に親が「どうぞ。」と言う前に支払う。
- カードの効能によってラウンド途中でアウトの人が出ても、交換の選択は最後の人まで続け、一番小さい数のカードを持つ人がアウトになる。よってラウンド中にアウトになる人は複数になることもある。
- ラウンド途中でアウトになった人はカードを捨て場に捨てる。
カードの効能の具体的条件と簡単な補足
1番「道化師」 |
交換を終えたら:は、6番「恋人達」・18番「猫」・20番「人間」の効能を発揮されると交換できない。相手の効能が優先される。 |
---|---|
山札から取ったら:は、文字通り最強である。数で言えば22ということであろう。 | |
6番「恋人達」 |
交換を申し込まれたら:で、交換を拒否した場合、相手はカードを交換できない。11番「家」や19番「馬」とは違う効能である。 |
山札から取ったら:カードを交換できない。山札から取ったこの6番「恋人達」のカードは捨て場に捨て、元のカードを持ったままにする。 | |
11番「家」 |
交換を申し込まれたら:「スルー」と言えば、交換対象は次に移る。効能を発揮したのが親だった場合は、山札から取ることになる。 |
山札から取ったら:このカードを捨て、さらに山札から1枚取る。 | |
12番「式典」 |
自分から交換してこのカードを手放し、もし無事だったら:とある。つまり、交換を申し込まれて交換した場合は、効能を発揮できない。 |
無事とは、6番「恋人達」・18番「猫」・20番「人間」の効能を発揮されずに交換を終え、かつ1番「道化師」の効能で自分がアウトにならなかった場合のことを指す。 | |
18番「猫」 |
交換を申し込まれたら:で、交換を却下した場合、相手はカードを交換できない。却下されたカードの大元の保持者がアウトとなる。 |
山札から取ったら:強制的に「にゃあ!」と鳴かなければならない。山札から取ったこの18番「猫」のカードは捨て場に捨てる。 | |
19番「馬」 |
交換を申し込まれたら:「スルー」と言えば、交換対象は次に移る。効能を発揮したのが親だった場合は、山札から取ることになる。 |
山札から取ったら:このカードを捨て、さらに山札から1枚取る。 | |
20番「人間」 |
交換を申し込まれたら:で、交換を却下した場合、相手はカードを交換できない。申し出た人は即座にアウトになる。 |
山札から取ったら:取った人はアウトになる。山札から取ったこの20番「人間」のカードは捨て場に捨てる。 | |
21番「梟」 |
交換を申し込まれたら:交換に応じ、効能は発揮できない。つまり、自分の前の人に「交換してください。」と言われると、効能を発揮できず交換しなければならない。 |
親の「どうぞ」以降いつでも:既に誰かが交換や効能を発揮している最中には割り込めない。その後すぐに発揮する。 |
ゲームの勝者
ゲーム終了時に一番多くチップを持っていた人が勝ちです。
チップの増減
- 1セット終了時に生き残った1人は場のチップをすべてもらえます。増
- 12番「式典」の条件を満たせば全員から1点ずつチップをもらえます。増
- 1ラウンド目は全員、参加費としてチップ1点を支払います。減
- 12番「式典」の条件を他の人が満たせば、その人にチップを1点支払います。減
- アウトになるとそのラウンドに応じたチップを支払います。減
1セットとは
1セットとはラウンドを数回繰り返して、生き残りの1人を決めることです。この生き残った1人だけが場のチップをすべてもらうことになります。
ラウンドとは
「配られたカードを交換したりして、一番小さい数のカードを持つ人をアウトにする」までが1ラウンドです。これを数回繰り返して1セットの勝者を決めます。
アウトになると
アウトになった人はペナルティとして、1ラウンド目なら1点、2ラウンド目なら2点、3ラウンド目なら3点分のチップを支払います。
4ラウンド目以降でアウトになった人はチップの支払いはありませんが、そのセットが終わるまで脱落することになります。脱落したら、カードが配られなくなる印として生存カードを「死」にします。
アウトになる条件
- ラウンド終了時に一番小さなカードを持っている人はアウトです。2人いた場合は、2人ともアウトです。
- 1番「道化師」・18番「猫」・20番「人間」のカードの効能が発揮された場合。
おおまかな流れ
アウトになると、チップを支払ったり、チップ争奪戦から脱落してしまいます。アウトにならないようにうまくカードを交換するかしないかを選択しましょう。
まず、1ラウンド目に全員、参加費1点を支払いゲームを始めます。そして1ラウンド目から3ラウンド目までは、アウトになった人がラウンドごとに決められたチップを場に支払います。そうして集まった場のすべてのチップは、4ラウンド目以降の生き残り戦で生き残った1人が独り占め。4ラウンド目以降でアウトになると脱落し、次のセットまで参加できません。生き残り戦で最後まで生き残った1人は場のチップをすべて自分のものにします。
ここまでが1セットです。ゲーム終了までセットを繰り返します。
ゲームの終了はセット中に支払うチップが足りない人が出るまでです。その人は何ラウンド目であっても即座に脱落します。そして、残りの人たちでゲームを続け、そのセットが終わったらゲーム終了です。
手持ちのチップを数え、一番多くチップを持っていた人が勝ちです。