七人の侍で一番記憶に残ったのは
2011年3月18日(金)
昨日、七人の侍をやっと観終わった。
時間がかかったのはもちろん長編映画(約3時間半)というのもあるが、レンタルしたDVDの2枚目が何故かうちのPCでは再生出来なかったからである。店にその旨伝えるとクリーニングに出すから待ってくれと言われたので一度返品して頃合いにまた借りに行ったのである。
しかし、待った甲斐あってか、いやこれは相当のモノだろう面白さだった。一番の記憶に残っているのはその映像美だ。ずっと前に撮られたにも関わらずその映像の迫力たるや、いやはや……凄い!
役者の演技力もまた素晴らしいのだが、その魅力を余すことなく伝えてくるこの映像にこそ七人の侍の魅力が詰まっている。描写が過激になる場面では引き気味に写されてるのですが、想像力に頼る分かえって現実のことかとおもってしまい、恐怖を感じてしまいました。反対に逢い引きの場面ではもっとこうなにか写せよとか云々。
最後に生き残った侍が放つ言葉が印象的でした。
「勝ったのはあの百姓達だ。わし達ではない。」
なんとも言えない気持ちになる言葉で、含蓄があります。侍の自嘲とも呆れとも取れる台詞ですが、私は百姓達のたくましさに感心してしまいました。しかし図太いというのか、これだけのことがあっても何も変わらずにいることが私にはひどく不安に思えます。
やはり人生にとって重要なのは「変化」だとこの映画で再確認したようにも思います。
また七人の侍ではエンディングに「終」の文字が出るだけでおしまいなのですが、観終わってすぐに聞いた曲が映画鑑賞後のなんともいえない気だるさに合っていたのでご紹介。
Haley Westenra – Dark Waltz
We are the lucky ones We shine like a thousand suns When all of the color runs together I'll keep you company In one glorious harmony Waltzing with destiny forever Dance me into the night Underneath the full moon shining so bright Turning me into the light Time dances whirling past I gaze through the looking glass And feel just beyond my grasp is heaven Sacred geometry Where movement is poetry Visions of you and me forever Dance me into the night Underneath the full moon shining so bright Turning me into the light Dance me into the night Underneath the full moon shining so bright Let the dark waltz begin Oh let me wheel - let me spin Let it take me again Turning me into the light